2011年05月31日

名古屋 食べある記

1泊2日の名古屋旅行記。名古屋といえば、ひつまぶし、モーニングなど独自の食文化があるところ。たった2日しかない中で、まず最初に向かったのは、常滑でした。長年、八百善のラーメンをいつか食べに行きたいと願っていました。名古屋に行く用事ができたからではなく、この旅行はまず八百善ありきで企画されました。最後に向かった喫茶 マウンテンも、長年の宿題店のひとつ。これはおいしいとかおいしくないとか、量が多いとか少ないとか、そういうことは一切関係なく、全員参加型のイベントです。そしてついでに立ち寄った犬山の素晴らしいこと。古くから続く造り酒屋のおばあちゃん、元気で頑張っていました。常滑のかき氷屋はテレビにも登場する人気店。ご主人とのお喋りは楽しかった。犬山のかき氷屋では、朝からビールが飲めました。名古屋の有名な二郎系の店にも行きました。取材不可ということで、今回は断念。ラーメンは食べましたが、ラーメン二郎にはあまり似てないかも?まだまだ奥深い名古屋の食。次回はどこに行くか、早速リストアップをはじめます。

八百善 ラーメン 常滑


あつた蓬莱軒 ひつまぶし


喫茶 リヨン モーニング


喫茶 マウンテン 名古屋の山


2011年05月26日

喫茶 マウンテン 名古屋

名古屋の名物喫茶、マウンテン。名古屋で「山」といえば、喫茶マウンテンを意味するというほど、抜群の知名度を誇っています。最大の特徴は、一風変わったメニューにあります。おしるこスパ、なべスパ、スパイス合衆国、イカスミジュース、大人のお子様ランチ・・。どんなものが出てくるのか、想像すらできないメニューが並びます。あっと驚くビジュアルもあれば、名前は奇抜でも見た目は普通で、逆にがっかりするようなものもある。量が多いのも特徴で、不思議な味とあいまって、食べきれない「遭難者」が続出しています。

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甘口メロンスパ800円とイタリアントマトパフェ700円を注文。メロン風の何かが練りこまれているのでしょうか。微妙にそんな色の麺です。「甘口」とは何だろうと思ったら、この生クリームのことのようです。量はかなり多く、途中で飽きるのは間違いなさそう。これがジャポネならたいした量ではありませんが、甘口メロンスパとなると話は別。「食べ切れるのか・・」、第一印象は衝撃でした。

喫茶マウンテンは山に例えられます。店に行くことを「登山」、完食したら「登頂」、食べ切れなかったら「途中下山」、食後気分が悪くなったら「遭難」などとも言われます。甘口メロンスパは、かなり遭難率が高そうです。なぜ甘口のスパゲッティを作ろうと思ったのか、そして何故こんなにも量が多いのか、理解に苦しみます。

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隣の席では、アイス氷(かき氷)を食べている人たちがかなり苦戦をしています。巨大かき氷の下には、更に大量のアイスクリームが隠されています。氷をこぼすことを「雪崩」と言うそうですが、「雪崩」なしに食べ終えるのは難しそうです。予約必須の「たらい氷」は、通常のかき氷の5倍もの氷を使用するそうです。普通は2人くらいで食べるので、10人近くいないと「登頂」は厳しいのかもしれません。

人は何故、山に登るのか。「そこに山があるから」という名言は、喫茶マウンテンにも当てはまるかもしれません。奇抜なメニュー、不思議な味、そして意味が分からないほどの大盛り。それでもまたマウンテンに来てしまうのは、何故なのでしょう。やや遭難ぎみの落ち込んだ気分で帰ることになりました。もう2度と来ない!とは言い切れない何かがあります。また来てしまうんだろうなあ・・。

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気を取り直して、旅行を続けます。最後に向かったのは、国宝の犬山城。国宝になっている城は、松本城、姫路城、彦根城、犬山城と、日本に4つしかありません。城下町には、からくり展示館などもありました。

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お土産に小島醸造の尾州忍冬酒を買って帰りました。慶長2年(1597年)から400年以上続いている忍冬酒。忍冬とはスイカズラのことで、滋養が非常に豊富で混合物が一切無い酒です。甘味のあるウイスキーのような珍しい味がします。製法は一子相伝だそうで、正確な造り方は知られていません。こんな秘蔵酒がまだ日本にもあるんですね。日本の地方にも、まだまだいろんな食文化があります。特に名古屋の食文化は、奥が深いと感じました。



■店名:喫茶マウンテン
■住所:愛知県名古屋市昭和区滝川町47-86
■電話: 052-832-0897
■営業時間:8:00~22:00
■定休日:月曜日


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2011年04月27日

喫茶 リヨン 名古屋

朝食は喫茶店に行くのが、暗黙の了解になっていました。狙いはもちろん、名古屋名物モーニング。モーニングとは、コーヒーを1杯注文すると、トーストや卵、カステラなどが付いてくるというお得なサービス。名古屋喫茶独特の文化です。リヨンでは、一日中モーニングサービスが付きます。名前だけ「モーニング」ですが、朝食サービスではなくなっているようです。

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リヨンのモーニングセットにはいくつか種類があります。トースト+玉子+カステラ(午後はカステラを除く)または、各種プレスサンドから選びます。プレスサンドは、フルーツ、小倉あん、ピーナッツクリーム、ポテトサラダ、野菜サラダの5種類。トースト+玉子+カステラと、野菜サラダプレスサンドを注文しました。これがコーヒー1杯分の380円で楽しめるというから、東京では考えられない安さです。味もボリュームも、これならば満足できます。

僕は昔からホテルの朝食が大嫌いでした。ベーコンとかエッグとか。あんな不味いものを未だに一流ホテルで出しているのが不思議でなりません。それに比べ、モーニングがある名古屋の朝食は、いかに充実していることか。ホテルの朝食券など使わずに、喫茶店に向かうのが正しい選択でしょう。

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ホットプレスサンドは、180円で追加することもできます。モーニングの感動があまりに大きかったので、もう1種類食べることにしました。小倉あんプレスサンドを追加で注文。これだけ食べて2人で1,000円未満ですから、たまりません。リヨンは雰囲気がよく、とても好感の持てる喫茶店でした。8:00~18:00まで、全ての飲み物で一日中モーニングサービスが付くというのがいいですね。気持ちのいいサービス精神。朝食をリヨンのモーニングにすると、その日は気持ちのいい1日になります。




■店名:リヨン
■住所:愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30 三井ビル本館 B1F
■電話: 052-551-3865
■営業時間:8:00~18:00
■定休日:日曜(日祝の連休は営業、年末年始)


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2011年04月13日

あつた蓬莱軒 ひつまぶし 名古屋

八百善のラーメンを食べたあとは、常滑のウォークラリーで腹ごなし。カキ氷を食べながら茶屋のご主人とお話もしました。その後、常滑駅から名古屋に向かい、熱田神宮へ。緑豊かな素晴らしい神社です。その目の前にある、あつた蓬莱軒神宮店で食事をすることになりました。名古屋名物として有名な「ひつまぶし」。「いば昇」が元祖と言う説も有力ですが、この呼称は、あつた蓬莱軒の登録商標になっています。

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もちろん注文は、ひつまぶし2,730円。食べ方には作法らしきものがあります。おひつに入ったうなぎとご飯を、そのまましゃもじで切って4等分します。まずはそのままいただきます。2杯目はわさびや海苔などの薬味をのせて食べる。3杯目は薬味とダシ汁をかけて食べます。最後は一番気に入った食べ方で食べる。1品で3つの味を楽しめるのがいいですね。丼ものとしては、かなり値段が高めですが、食べ方は完全にB級なイメージ。名古屋らしいという気もします。

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もちろん酒も注文。肝焼840円と合わせて、ビールや日本酒をいただきます。草薙(冷)1,050円は、熱田神宮御神酒だそうです。涼しげなガラスの徳利に入れられて出てきました。ちなみに、三種の神器の一つ草薙剣は、熱田神宮の御神体になっています。日本武尊が亡くなられた後、熱田神宮に草薙剣が祭られたとのこと。ただ本物の草薙剣が今どこにあるのかは謎のようです。

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熱田神宮は緑に囲まれた気持ちのいいところ。木製の巨大な鳥居は威厳があります。敷地内は空気が凛と張りつめて、厳かな雰囲気。そんな中、鶏が放し飼いになっています。きれいに掃き清められた緊張感のある庭、そこを我が物顔で横切る鶏。このギャップがなんともいい。熱田神宮が大好きになってしまいました。名古屋に来たらまたここに来て、ひつまぶしも食べて帰ろうと思います。



■店名:あつた蓬莱軒神宮店
■住所:愛知県名古屋市熱田区神宮2-10-26
■電話:052-682-5598
■営業時間:11:30~14:30(L.O)、16:30~20:30(L.O)
■定休日:火曜日


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2011年04月06日

八百善 ラーメン 常滑

昨年、名古屋に1泊旅行に行ってきました。名古屋といえば、ひつまぶし、モーニングなど独自の食文化があるところ。ラーメンに関しても、面白い店がいくつかあります。その中でも以前から一度は訪問したいと思っていたのが、愛知県常滑市にある「八百善(やおぜん)」。ラーメンのビジュアルも強烈ですが、それよりも、あるラーメン関係の本で見掛けたご主人の笑顔が印象に残りました。「この人のラーメンを食べてみたい」と思わせる、いい顔です。常滑は名古屋からも遠いので、かなり時間の余裕がないと訪問するのは難しい。今回は時間がたっぷりあったので、念願の八百善まで足を伸ばすことができました。

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名古屋から特急で約35分、常滑駅から更に歩きます。歩道の狭い道を車を避けながら歩いていくと、「中華そば 八百善」という看板が見えてきました。想像通りの古めかしい建物。暖簾が掛かっていなければ、営業しているか分からないほどひっそりとしています。引き戸を引いて中に入ると、狭い店内にぎっしりと人が入っていて活気に満ちています。ほぼ満席ですが、入れ替わりですぐに座ることができました。

八百善のウリは、巨大なチャーシュー。2時間半かけて煮込むというチャーシューは、箸で簡単に切れるほど柔らかい。中華そば630円を注文します。これ以外のメニューは、ごはんとおにぎりくらい。「八百善食堂」という店名は実態を表しているとは言えないようです。スープは見た目が真っ黒ですがそれほど塩気は強くなく、鶏ガラや野菜類などの旨味がよく出ています。麺は中太の縮れ麺。これはかなりレベルが高い。チャーシューを一口食べて、スープを飲んだ時、同行者と顔を見合わせました。インパクト強さ、完成度の高さ、そして驚きのおいしさ。これほどまでとは想像していませんでした。

東京では、様々なタイプのラーメンを食べることができます。目新しいものは多くても、強い印象を与えるものは少ないものです。八百善の個性と完成度は、今の東京のラーメンと比べても際立っています。チャーシューは残りを持ち帰れるようにビニール袋が渡されます。この袋を受け取った時、あの巨大なチャーシューはサービス精神の表れであることを理解しました。これだけ大きなチャーシューを2本入れても、丼全体の調和がとれているというのも驚きです。インパクトの強さだけでなく、それを支えるバランス感覚。純粋においしいラーメンだと思いました。

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愛知県常滑市は、窯業がさかんな土地柄。常滑焼は瀬戸、越前、信楽、丹波、備前と並び日本六古窯の一つとされています。INAXの出身地としても有名です。明治以降、陶製の土管やタイルの生産で栄えた街だけあって、様々な焼き物を見て回れる企画も行われています。ウォークラリーの途中で見つけた招き猫「とこにゃん」。高さ3.8m、幅6.3mという巨大さです。招き猫生産量日本一を誇る常滑市のシンボルとなっています。その先には、テレビでよく紹介される有名なカキ氷のお店もあります。最後は旧回船問屋の屋敷を見学して、焼き物で埋め尽くされた坂道を駅へと向かいました。



■店名:八百善食堂
■住所:愛知県常滑市大和町1-115
■電話:0569-35-4481
■営業時間:10:30~14:00
■定休日:月曜日・火曜日


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